元旦にレイが水疱瘡を発症し、その２週間後、レイから感染してママも水疱瘡に罹りました。大人の水疱瘡は子供に比べると重症になりやすいそうです。詳しい医学的情報は多くのサイトで見ることができますので、ここではママの悲惨な水疱瘡の体験談を綴りたいと思います。

まだ水疱瘡に罹ったことのない方が、予防接種を受けてもらえれば幸いです

（つか、水疱瘡の抗体が無い方は、絶対予防接種受けた方が良いですよ！！すっごい辛いですからぁ～ 妊婦さんが罹ったら大変ですしね。）

では、ママの悲惨な水疱瘡日記をお楽しみください（笑

＜前駆症状＞２００９．１．１４

喉にプチッと出来物が出現し、痛みが有りました。レイの水疱瘡が発病して約２週間、ママはちょっと嫌な予感に襲われましたが、まだ水疱瘡の典型的な症状が出ていなかったので、“きっと風邪よ！！風邪”と自分に言い聞かせていました。祈りの気持を込めて（笑

＜１日目＞２００９．１．１５

朝、身体に痒みを感じ目が覚めました。数はさほど多くはありませんが、身体にいくつか発疹が出ました。かなり・・・

やっべ～～～！！

病院で受診するために、待合室（隔離部屋）で待っていると、その間にも少しづつ発疹が増えていきました。“もう水疱瘡確定だわ”と思っていたら、やはり水疱瘡と診断され、抗ウィルス剤とかゆみ止めの２種類の飲み薬、そして発疹に塗るための塗り薬が処方されました。

自宅に戻り、夕方になると発疹がすごい勢いで全身に広がり、熱は３８．５度に上がりました。起きているのが辛く思えるほど、身体がだるくなり気分もとても悪いので、そのままベットに。

この時、既にかなり体調が悪くなっていましたが、これはこれから始まる水疱瘡地獄のほんの始まりだったのでございます・・・

＜２日目＞２００９．１．１６

強烈な喉の痛みで目が覚めました。生まれてこのかた、これほどの喉の痛みを、味わったことはないほどの痛みです。発疹が喉にもいくつか出現していました。熱は昨日から下がることはなく、３８．５度のまま。身体の発疹は更に増えていました。

トイレに行こうと立ち上がった時、足に激痛が走りました。恐らく筋肉の痛みだと思うのですが、かなりの激痛でした。歩くことができなくなり、這うようにして移動すると、今度は手に激痛が・・・一人ではトイレにも行けない状態になり、動けなくなってしまいました。この筋肉痛はかなりひどく、骨がどうにかなってしまったのではないかと思うほどの激痛でした

成人して水疱瘡に罹ると、筋肉痛を起こす方がいるそうです。しかし・・・本当に激痛で、筋肉痛とは思えない程の痛みでした。

食事も全く食べることができず、牛乳を少し飲む程度でした。

身体を起こすと、気分もすごく悪く、この日は１日中、ベットで過ごしました。この日が最も辛い日だったように思います。少し大袈裟かもしれませんが、水疱瘡から合併症でも起こしているのではないかと、心配になるくらいの辛さでした。

水疱瘡になったら、下着はつけない方が良いですよ。できればパジャマもやめた方がよいです。素っ裸にネグリジェだっ！！（笑　ゴムなどで締め付けられた部分の発疹が消えずらくなるようです。

＜３日目＞２００９．１．１７

熱は３７．５度に下がりました。しかし、発疹は更に増えました。もう、この世の者とは思えぬ、悲惨な姿・・・日中は、昨日同様、手足の痛みと喉の痛みがひどく、ベットの上で過ごすことに。

しかし、夜遅く、手足の痛みが少し楽になってきました。パパに手伝ってもらい、シャワーを浴びることにしました。歩くことができないので、キャスター付きの椅子を車椅子代わりに移動。

身体中発疹だらけのママは素っ裸で、椅子に座り・・・パパに運ばれていきました・・・とほほほ・・・今思うとかなり笑っちゃうんですけど（笑

足の痛みが楽になったと言っても、足を下にさげると、痛みがひどくなるので、お風呂の床に座り込んでのシャワーでした。シャワーの流れを調整して、水圧で発疹を刺激しないよう注意し、石鹸を手の平で泡立て、泡で洗うようにしました。

この後、歩くことはできませんでしたが、手足の痛みと喉の痛みがとても軽減し、熱も３６．９度まで下がりました（ママの場合はシャワーを浴びて、筋肉痛などが楽になり、症状が軽減しましたが、入浴等で二次感染を起こして、症状が悪化する場合があるので、必ずお医者様に相談してからシャワーや入浴をするようにしてくださいね ）。

この日は、パパが作ってくれたおじやと、おじいちゃんとおばあちゃんがお見舞いに持ってきてくれた、ハンバーグを食べました。喉の痛みがだいぶ楽になっていたので、たくさん食べました。おじやもハンバーグもとても美味しかったです。

しかし、この日も殆どベットの上で過ごすこととなりました。

＜４日目＞２００９．１．１８

微熱が続きました。手足の痛みはかなり軽減し、歩くことができるようになりましたが、あまり長くは立つことはできませんでした。発疹の新たな出現は止まったように思います。喉の痛みは殆どなくなり、違和感が残る程度です。

発病から、喉と手足の激しい痛みのため、あまり発疹の痒みを感じることがなかったのですが、この日は顔の発疹の痒みを感じ、少し辛かったです。しかし、後に残っては大変なので、決して触らずじっと我慢しました。塗り薬を塗ると楽になるので、薬が乾燥してはがれたら、塗るようにしていました。

皮膚や口腔粘膜と言えば、ビタミンCですよね。ビタミンCと言えば苺です！！（苺はママの大好物です）おじいちゃんとおばあちゃんが苺を買ってきてくれていたので、その苺をパクパクとたくさん食べました（笑

朝昼夕と食事をしっかりと取り、睡眠を取り、体力の回復に心がけました。ウィルスとの戦いは、薬の力を借りたとしても、結局は自己免疫が勝負です。普段より睡眠や食事に気を遣いました（パパが気を遣ってくれました。が正しい表現ですが・・・（笑））。

この日はたまにベットから出て過ごしましたが、殆どがベットの上でした。

＜５日目＞２００９．１．１９

かなり体調は良くなりましたが、微熱があります。喉にまだ少し違和感があります。手足の痛みは殆どなくなりましたが、相変わらず長い時間は立っていられず、椅子に座っていても足を下にさげていると、痛みが出てきます。新しい発疹の出現は完全に止まったようです。まだ、すべての発疹がかさぶたになっていませんが、初期の頃にできた発疹が治りつつあります。

夕方には、シャワーを浴びました。今日は椅子に座り、一人でシャワーを浴びることができました。お風呂には、全身が写る鏡があるのですが、よ～～く見てみると・・・やっぱりひどい ここ数日、化粧水なども一切使っていないので、お肌はボロボロです。今までは体調が悪く、あまり考えている暇がありませんでしたが、後に残ったらと思うと、すごく不安で悲しい気持です。

この日は少し眩暈がありました。ママはもともと貧血持ちです。治療をするように医師から薦められていたけれど、普段の生活にまったく支障がないし、薬の副作用が強く出てしまうので、治療はしていませんでした。でも、こんな時にちょっと症状が出てしまうのですね

この日もご飯をたくさん食べ、苺もたくさん食べましたが（笑・・・眩暈があるので、殆どベットの上で過ごすこととなりました。

＜６日目＞２００９．１月２０日

お昼に、抗ウィルス薬とかゆみ止めの飲み薬を飲みきりました。喉の痛みはもうありませんが、口の中全体に違和感が残っています。手足の痛みも殆どなくなり、かなりの間立っていられるようになってきました。熱もすっかり下がり、微熱も出なくなりました。

発疹も水泡状のものは殆どなく、かゆみも殆どありません。色が薄くなって消えかかってきているものもありますが、消えるまでに時間がかかりそうな感じの発疹もあります。まだまだ人前に出られる姿ではありませんが、それでもだいぶ見られるようになってきている感じです。

この日もシャワーを浴びました。水疱瘡に罹ってから、まったくお肌のお手入れをしていないので、乾燥して本当にお肌がボロボロです　水疱瘡の塗り薬には、乾燥をさせる役割もあるようなので、ダブルパンチです。でも、まずは発疹を治すのが先ですよね・・・

この日もご飯をたくさん食べました。身体の内側から、お肌のお手入れと言うことで、今日は苺を１パック食べました（笑　食べ過ぎ・・・（笑

＜７日目＞２００９．１．２１

かなり元気になりました。

喉の痛みもなくなり、手足もすっかりとまではいきませんが、とても楽になりました。

しかし、若干の眩暈が続いていますが、これは貧血なので仕方ないかな

夕方にはおじいちゃんとおばあちゃんが、和食屋さんの料理を大きなお皿にたくさん盛って、持ってきてくれました。パクパクと戴いて、とても病み上がりだとは思えぬほど食欲のあるママ（笑

この日もシャワーを浴びました。発疹はかなり治癒してきているので、塗り薬はもう塗らないことにしました。乾燥してかえって辛くなるようなので、後は自然治癒に任せた方が良いかなと思っています。

残された問題は・・・少し悪化した貧血を改善するための食事療法と発疹とお肌のケアですね。これは時間がかかりそうですね・・・しくしく・・・苺を食べ続けよう・・・（笑

余談ですが、苺 はとても優れた果物なんですよ。ビタミンCの含有量は果物の中でも、トップクラスなのです。１日１０個くらい食べれば、１日に必要なビタミンCを十分取れるくらいなのです。また、鉄分も若干取れますし、今のママには最高な果物です。ビタミンCは、肌の新陳代謝を促進し、シミ・しわの予防、およびコラーゲンの生成を促進する効果もあるので、美肌にはとても効果大なのであります

発病から１週間が経ちました。思ったより早く元気になったように思います。でも、パパから顔色がとても悪いので、もう少しの間は静養するように言われました。

子供の場合、発疹がすべて水泡ではなくなり、かさぶたの状態あるいは着色のみになった時点で、体調が良く、他に症状がなければ、水疱瘡は感染力も失われ、一応の完治とみなされるそうです。

ママの水疱瘡も、一応峠を越えたと言ったところですね。

いやぁ～本当に地獄でしたよ・・・

まとめ

悲惨なママの水疱瘡日記を読んでくださってありがとうございました。

そこで、ふと思う訳です。

大人の水疱瘡にしちゃ～かなり軽症だったんじゃ？

そうなのです。こんなに苦しみましたが、成人したママが罹ったわりには、珍しいくらい軽症だったようです。一番の理由は、発症のかなり初期に抗ウィルス剤を飲んだのが良かったのかもしれません。でも・・・これで珍しいくらい軽症だとするとですよ？普通ならどんな？

怖すぎる～～～

ちなみに、大人の水疱瘡では、約半数の方が即入院だとか・・・

多くの方の体験談を拝見すると、最初の来院で水疱瘡だと診断されず、完全に症状が悪化してから、治療している方が結構いました。その方の体験談を読むと、私の水疱瘡なんて、鼻くそ？って感じですよ・・・はい。

珍しいほどの軽症のママでさえ、地獄を味わいました。本当に・・・

水疱瘡に罹った覚えの無い、あなたっ！！予防接種しないと・・・

やっべ～～～！！ 　ってことになりますよ・・・（笑

追記（その後の発疹の様子）

＜８日目＞ ２００９．１．２２

発疹は３分の１くらいに減っています。だいぶ見られる姿になってきました。消えるのに時間がかかりそうな様子を呈している発疹がいくつかあります・・・３ヶ月くらいすると、殆どの発疹が消えてなくなってしまうそうですが、３ヶ月って長いですよね

＜１０日目＞２００９．１．２４

顔の発疹はだいぶ消え、ほんの数個の発疹が薄く残っている程度です。身体も同様に予後は良い感じですが、顔に比べると痕は残っています。コンシーラーなど使って、厚化粧で痕を消さないと駄目かな？と心配していましたが、これなら薄化粧で十分と言った感じです

＜１ヶ月目＞２００９．２．１５

顔の発疹は殆ど消えてなくなってしまいました。良く見ると数個薄く痕が残っていますが、素顔でいても目立たない程度です。身体はにも数個痕が残っています。こちらは顔よりはっきりと残っていますが、少しづつ色が薄くなってきていて、もう少ししたら、目立たなくなり、消えてしまいそうな感じです。もう、自分自身で気にならない程度まで、治ってきました。

＜３ヶ月目＞２００９．４．１５

殆どの発疹は痕が残っていませんが、下っ腹に数個・・・よ～～くみると痕が残っています。しかし、その他の部位にできた発疹の痕はすべて消えてしまいました。良かったよぉ～（笑

＜６ヶ月目＞２００９．７．１５

下っ腹に残っていた数個の痕も消え・・・・ななな～～～んと、ママの水疱瘡の痕は全て消えてくれました。

ママの水疱瘡日記は、以上でございます。

兄が水疱瘡に罹った記憶があり、妹のママもきっと罹っていると思い込んだ結果、大人の水疱瘡を経験させて戴きました・・・きっと兄が罹ったのは、ママが生まれる前だったのね・・・自分が罹った記憶がないのだから、予防接種を受けるべきでした・・・後悔先に立たず・・・ふぅ～（汗