日本では考えられない法律なのですが、カナダでは大家さんが24時間以上前に連絡をすれば、いつでも部屋に入れる法律になっています
例えば、借主が1か月前に退去を申し出ると、次の日から借主が住んでいようとお構いなく、見ず知らずの人がどんどん内覧に訪れます。24時間以上前に、オーナー側から連絡があれば、正当な理由なくこれを断ることはできません。
このコロナ禍だって、ここBC州では関係ないのです。カナダでは厳しい規制が敷かれているにもかかわらず、オーナー側から内覧させろと言われたら、見ず知らずの人がどんどん部屋に入って来る訳で。これってこの時期、恐ろしいですよね・・・
カナダでは当たり前のことなのかもしれませんが、日本人の感覚で言ったら、信じられないですよね。しかし、ここはカナダ、そしてオーナーさんの権利だって守らなくてはいけません。しかし、私は見ず知らずの人が、部屋にどんどん入ってくれるのは受け入れられない・・・
ですから私は退去する日から延長して1か月余分に部屋を借りて、1か月分だけ、退去する部屋と入居する部屋の家賃を重複して払っています。内覧は、部屋を退去した後にしてもらえるように調整しているのです。もったいない話しですが、どうしても見ず知らずの人が部屋にどんどん来るのは耐えられません。
しかーーし!!今回はいきなりオーナー側から、部屋を明日から売りに出すから、直ぐ内覧&部屋の写真およびビデオ撮影をさせろと連絡が来た訳です。えええーー逃げる準備ができないじゃないかぁー(笑 オーナーから退去要請があった場合、1か月分の家賃がオーナー側から支払われますが、いつ売れるかわからない物件で、他人が頻繁に出入りする部屋に住める訳ありません。直ぐに部屋を探し、今月の中旬に退去することに決まりましたが、それまでは、内覧&部屋の写真およびビデオ撮影を断ることはできません。あまりにも突然のことだったので、対応できませんでしたオーナー側の不動産屋さんから、もう少し待てば1か月分の家賃が支払われるから、待った方が良いと言われましたが、“もう少し”ってどのくらい?って話しで・・・1か月分の家賃は辞退して、直ぐ退去することを選びました。COVID-19のリスクが大き過ぎます
この時期いきなりの引っ越しに加え、自分の住んでいる部屋を撮影されて、サイトに晒されるって、本当に信じられないのですが、それが現実なのです。しかも、今回は突然過ぎて、対応が間に合わず・・・
しかし、愛犬が手術で体調を崩していることなど、お話ししたら、抜糸まで待ってくれたり、内覧を週2回までに調整してくれたり、オーナー側も可能な限り譲歩してくれているので、このことについては、感謝の気持ちも持たないといけません。引っ越しの際には、いつもお世話になっているオークウエスト不動産株式会社(Oak West Realty Ltd.)担当のMさんに、今回も物件探しから、退去の手続きまでお願いしているのですが、このようにオーナー側が譲歩してくださっているのは、Mさんが交渉してくださっているからです。私はカナダに来て、Mさんと出会ってからは、住まいで困ったことがありません。本当にMさんに感謝しています。
と・・・いうことで・・・明日部屋の写真撮影らしいですが・・・どうなることやら・・・上記写真の“部長のヤモリ”が写っていたら、それは私のお部屋です・・・(笑
やっぱり嫌ぁぁぁぁぁ(笑
ちなみに私は今、季節性の咳でちょっと体調を崩しています。もちろんCOVID-19の可能性は限りなく少ないですが、そのことを報告したのですが、ものともせず、写真撮影に来るそうです・・・オーナーさんから見たら、素晴らしい不動産屋さんですよね