6月25日の夕方、Cocoが永眠いたしました。13歳と7か月でした。
前回のブログを更新してから、Cocoの様子が少し気になっていたのですが、次の日の6月18日に突然、Cocoの様子がおかしくなってしまい、動物病院を受診しました。動物病院で診察してもらった結果、癌が全身に転移しており、手の施しようがない状態でした。先日、背中の腫瘍の手術を終え、心配ないとのことだったので、とても信じられずショックでしたが、このような日が来るのではないかという不安が、心のどこかにあったのも確かです。
獣医師の先生と話し合い、既に有効な治療方法はないため、癌に対する積極的な治療は行わず、残された時間を少しでも楽しく、幸せに過ごせるように痛みをコントロールして、Cocoを見守ることにしました。
余命が短いと宣告されたCocoですが、ご飯を良く食べ、散歩もしていました。
レイとお散歩をしているCocoの写真はたくさん撮影しましたが、レイと散歩している時のCocoの写真は、この写真が最後となってしまいました。レイがCocoに負担をかけないように、ゆっくり優しくお散歩をさせてあげていました。
25日、動物病院の診察を受け、帰宅すると、それまでとても食欲があったCocoが、ご飯を食べなくなってしまいました。また、喀血も認められました。痛み止めを飲ませ、しばらくすると、私のところに来ようとしたCocoが突然倒れ急変しました。
私はレイを呼び、レイは日本のパパに連絡を入れました。パパはリモートで日本からCocoに声をかけました。最後の時まで、家族3人でCocoに声をかけ、私とレイはCocoの身体を撫でていました。Cocoは皆の声を聞いて、レイとママに身体を撫でられながら、最後は安心したように永遠の眠りにつきました。
突然の余命宣告から、まさか1週間でCocoが永眠してしまうとは思ってもいませんでしたから、私は少しパニック状態に陥ってしまったように思います。Cocoが亡くなってから、心が引きちぎられてしまいそうな深い悲しみや、数え切れない後悔、そしてCocoがいないという現実がとても恐ろしく、受け入れることができず、心のコントロールがうまくできていなかったように思います。でも・・・13年と7か月、Cocoが私達にくれたのは悲しみや苦しみじゃないよね?と自分に問うようにしています。Cocoは、その何百倍ものたくさんの愛と、幸せと、笑顔と、温かさを私達家族に運んでくれたはずです。
今、こうしてタイピングしている時も、悲しくて苦しくて涙で文字が見えなくなります。Cocoが亡くなってから何も手につかない状態だった私は、このブログに残されたCocoの思い出をずっと読み返していました。壊れてしまいそうになった心を、Cocoが残してくれた、たくさんの温かい思い出が救ってくれたように思います。
私を支えてくれたパパとレイの存在も大きく、心から感謝しています。
Cocoへ
(パパから爪を切ってもらっているCoco)
パパはCocoの側にいてあげれなかったことが、とても辛かったようです。でもパパの優しい声は聞こえていたよね。パパはしっぽのある家族を子犬の時から育てたのは、Cocoが初めてでした。COVID-19の影響で、大好きなパパと会えない日が続きましたね。日本からパパが来ると、飛び跳ねて声をあげて喜んでいたCocoが目に浮かびます。きっと、今なら遠いカナダから、自由に日本のパパに会いに行けると思います。大好きなパパにたくさん甘えてください。
(レイ2歳、Cocoは予防接種がまだ全部終了していないので、ゲージの中で大好きな日向ぼっこです)
レイは2歳からCocoと一緒に育ってきました。今レイは心に穴が開いてしまっています。今まで味わったことのない喪失感に襲われています。ママを心配させないように、レイは元気にしているようですが、Cocoに会いたくて、Cocoに触れたくて仕方ないようです。でもCoco大丈夫だよ。レイは心の中にCocoがいつまでもいることをちゃんと理解しているからね。Cocoはレイにたくさん色々なことを教えてくれましたね。時々レイに会いに来てあげてね。そしてレイを見守ってあげてね。
(ママを起こしにきているCoco)
ママは・・・Cocoがいなくなったことを全く受け入れることができず、毎朝Cocoのリードを持ってお散歩し、Cocoの水入れを毎日交換し、Cocoのベッドもトイレもそのままにしています。ママはCocoが、いると思っています。そう思うと、少しだけ心が落ち着きます。Cocoはパパ、レイそしてママの心の中にずっといます。
虹の橋と、日本のパパのところと、カナダのレイとママのところと、Cocoが行きたいところに行って自由に過ごしてください。Cocoがパパ、レイそしてママの幸せを願ってくれているように、ママ達もいつまでもCocoのやすらかな眠りと幸せを祈っています。
虹の橋でもたくさん遊んでおいで、そしてママに会いたくなったら、いつでも帰っておいで。ママはいつでも、Cocoを待っているよ。また会おうねCoco。
Coco、数え切れない、たくさんの愛と幸せをありがとう。
心から愛してるよ、Coco。
最後になりましたが、獣医師のEghbail先生、癌の再発後、痛みのコントロールなどで、相談にのっていただき、Cocoや私達家族をサポートしてくださった獣医師のMasako先生、動物看護師のSayumiさん、いつも私をサポートしてくださっているMatsudaさんに心から感謝申し上げます。
日本およびカナダで、Cocoを可愛がって、Cocoを見守ってくださった方々、そして、Cocoの記事を読んでくださった皆様にも、心から感謝申し上げます。